タイが大好きな陽気なご夫婦が営む、「旅」をコンセプトにしたエスニックカフェ。お店に一歩足を踏み入れると、タイのラジオが流れアジアの香りが漂うなど、さながらタイの屋台にいるかのような雰囲気が広がっています。

提供するメニューはタイ料理が中心。タイの調味料を使用するのはもちろん、定期的に現地に出向き、料理の味を確認するこだわりよう。本場の味をベースに、辛みだけ日本人向けにアレンジしています。

ランチは「茹で鶏のせご飯（カオマンガイ）」「ジャークチキン」「グリーンカレー（ゲーンキョーワーン）」など4種類あり、この日は「ひき肉のバジル炒めご飯（パットガパオ）」をいただきました。タイを代表する屋台飯で、日本では「ガパオライス」の呼び方でみなさんご存知の大人気メニュー。鶏ひき肉、ピーマン、パプリカなどの具材をガパオというタイのハーブ（バジル）と一緒に炒め、上にのせたフライドエッグと合わせて食べます。

聞けば、一般的にランチタイムなどの忙しい時間帯には作り置きをしたものを提供するお店が多い中で、こちらではオーダーが入ってからひとつずつ作り立てを味わってもらうのが信条だとか。また、本場と同様に粗挽き肉を使用することで、ひと粒ずつ食べ応えのある食感を実現しているところもこだわりのひとつです。ナンプラーをかけるとさらにコクのある深い味わいへと昇華。味変をしながら食べるのもタイ料理の魅力です。

ディナーではマッサマンカレー、トムヤムクンラーメン、パッタイなどの人気メニューも登場。他の3種類のランチメニューと合わせてトライし、自分好みの味を探してみるのもオススメ。

店内にはタイの旅行誌が揃うほか、夜はタイの風景をプロジェクタで壁に投影。「パスポートのいらない海外旅行を楽しんでもらいたいです」とオーナー。ランチ、ディナーメニューともにテイクアウトもできるので、気軽に利用してみよう。