天井に梁を配した和モダンな店内は、オシャレかつ寛げる雰囲気。カウンターにはターメリック、クミン、コリアンダー、カイエンペッパー、チリパウダーなど40種類以上のスパイスがズラリと並んでいます。

ここは2020年8月にオープンした本格カレーの店。ご主人は飲食歴30年以上。これまで多店舗を展開する会社で、さまざまなお店をプロデュースし、新潟人の胃袋を満たしてきました。この度、初心に帰って独立。「食を通じてお客さんに感動を与えたい」と独学で研究し、カレーで勝負することを決めました。

インド旅行をはじめ、仕事などでインドやパキスタン人との親交が深かったこともあり、生活の一部にカレーの存在があったそう。「これまでの経験がこの店に繋がっている」とご主人は言います。

「新潟の美味しいお米に合う日本人のためのカレー」を意識。健康に配慮し、小麦を使わないグルテンフリー、旬を取り入れた季節の野菜を使ったカレーを提供しています。

食材によってスパイスも使い分けるこだわりよう。カレーの中に辛さだけでなく、爽やかさや苦み、山椒の辛みや香りといった要素もバランスよく盛り込みます。

メニューはマトンキーマ、ココナッツシュリンプ、バターチキン、サバカリーなどのほか、四川麻婆豆腐といった変わり種も。なかでも一番人気は、SNS映え必至で見た目のインパクト大のチーズキーマ。ターメリックライスの上に、スパイスをきかせたドライタイプのキーマカレーをトッピング。それを覆う白いソースは、ベシャメルソースとシュッレッドチーズをたっぷりと合わせたもの。卵黄を割るのも楽しみの一つで、絡めながら味わえば濃厚なチーズと卵黄の滑らかさが、スパイシーなキーマカレーと相性も抜群。後を引く美味しさです。

カレーは、チーズキーマと四川麻婆豆腐カリー（「カリー」は「口+加」と「口+厘」の漢字）を除き、好みの2種を組み合わせることも可能。ランチタイムのみテイクアウトもワンコインの500円（税込）で提供してくれるのもうれしい。