こんばんは
今日は肌寒い一日でしたね。

先日、心理学の病理コースで依存症について勉強したので、シェアしたいと思います。

依存症にはアルコールやニコチン、食物などの物質依存と、ギャンブルや買い物、万引きやSEXなどの行為依存等があります。

どんな依存症も本人はとても苦しいですし、何とか治りたいと思っている人が多いと思います。
私の体験では、ニコチン依存症だったことがあります。

20歳から40歳台まで25年以上はタバコを手放せない毎日でした。
本数は少ないものの、タバコが無くなるとイライラして吹雪いていてもコンビニにタバコを買いに行く自分が情けなかった思い出があります

タバコをやめたいと思いましたが、何度も禁煙しようとして失敗していました。身体にも美容にも悪いし、家族にも迷惑だし、お金はかかるし、当時から喫煙者は肩身が狭くなってきていました。

元々、喘息持ちなので、タバコは身体を虐める以外の何者でもないと感じていましたが、なかなかやめるに至らず「今度こそは…。」と思う日々でした。私の感覚では芸術的なものやクリエイティブな考え事をする時にニコチンが入ると頭がいい感じで働く気がしていました。
そして何より私がタバコをやめられなかった1番の原因はニコチン性便秘症だったことです。タバコを吸わないと大腸が刺激されず便秘になってしまうのが悩みでした。

試行錯誤したあげく、私が決めたのは、その頃通い始めた歯科医院がタバコを吸う患者さんを受け入れなかったので、そこにお世話になる事でした。タバコを吸うとすぐにバレるのでその歯科医院に通うためには禁煙するしかありませんでした。百害あって一理無しと話してくれた院長は、ご自分も喫煙者だったけれどやめた方でした。
便秘症は色々試して、粉末のオリゴ糖で代用することに成功しました。
一念発起して禁煙に成功しましたが、1年位は夢の中でタバコを吸っている自分に驚いて目が覚めたりしました。

依存症を治すには、本人が何としても治りたいという強い決断がまず必要だと言われています。本人が治りたいと思わない限りは周りの人は何も出来ません。

依存症は時間がかかりますが、カウンセリングやセラピーで治す事が可能です。本人が治りたいという本心からの願いがあれば、援助者や治療方法などに出会えると信じています。

私はニコチン依存症だった頃に、どんなに頭では嫌だと思いながらもタバコを買いに行く自分が本当に嫌いでした。やめられて今は幸せだと実感しています